腱鞘炎・ばね指
- 手首を使いすぎて痛みがある。
- 産後、手首が痛い。
- 指の曲げ伸ばしで引っかかりを感じる。
- 腱鞘炎・ばね指と診断された。
- テーピング処置したが治らない。
腱鞘炎は仕事や家事など日常生活のなかでたくさん使ったり握ったりすることによって、腱と腱鞘(腱を押さえるトンネル)がこすれて炎症を起こします。
繰り返す炎症により腱や腱鞘が肥厚し、曲げ伸ばしがぎこちなくなったり、引っかかりを感じたりする場合を弾発指(ばね指)と呼びます。炎症がある場合は痛みも生じます。
放っておいても自然に改善することは少なく、腱鞘炎や弾発指(ばね指)はひどくなってから医療機関を受診するケースが多い疾患です。
腱鞘炎・ばね指の発症原因は?|かがりの整骨院 東近江八日市院
主な発症原因は基本的には使いすぎで起こりますが、産後や更年期などホルモン分泌の変化で起こる場合もしばしばあります。
ゆえに女性に多く発症する疾患でもあります。
また、同じ仕事や生活をしていても発症する人としない人がいます。その原因を考えていきましょう。
【痛みのメカニズム】
使いすぎで炎症が起きていますが、痛みを引き起こしているのは血流に関係しています。
・ 自律神経の乱れによる血流の不安定化
・ 炎症による血流不全
これらにより、筋肉や腱には十分な血液が巡らず無酸素状態となってしまいます。
この状態が続くことで腫れや痛みが次第に強くなり、ますます症状を辛くしていきます。
指先は心臓から遠い血流の悪い部分でもありますので、腱鞘炎や弾発指(ばね指)は肩こりや冷え性がある方に発症しやすい傾向にあります。
患部の治療と合わせて、首や肩からの血流改善を図ったり体幹の安定性を向上させて肩や腕の負担を軽減させることでより効果が高い治療方法となります。
エコーチェックで状態観察|かがりの整骨院 東近江八日市院
初回検査時やその後の経過観察時に、かがりの整骨院ではエコーによる観察を必ず行います。
感覚や触っただけではわからない患部の状態をエコー観察することで、詳細な評価や施術の判断が可能となります。
腱鞘炎や弾発指(ばね指)の判断は、症状や発生状況からある程度診断や判断は可能ですが、
初回で患部の観察行い、他の様々な疾患を否定しておくことも医療においては非常に重要な評価となってきます。
まだまだ整骨院におけるエコー導入率は低い現状ですが、かがりの整骨院では医療安全の観点からもエコーによる患部観察を行っております。
医師連携も行い、必要と判断すれば医師に対診を依頼します。
腱鞘炎や弾発指(ばね指)の治療方法|かがりの整骨院 東近江八日市院
治療は患部の治療と血流の改善が目的になります。
患部の治療において使いすぎによる炎症の場合は、患部の安定的な固定が有効な場合があります。
テーピングやサポーターによる固定ではどうしても患部が固定しきれませんので、
患者さんの状態に合わせてギプス固定や装具の作成をします。
超音波による温熱治療、ハイボルテージによる鎮痛を組み合わせて患部を徹底的に治療することも症状改善の近道です。
マッサージによる患部の刺激はかえって炎症症状の悪化につながることもありますので、適切な判断が必要となります。